200回定演「受付プロジェクト」の報告

久保田一樹(S49卒)(記)

若き音熟せし音の響き合う

大合奏の悦に浸りぬ

この駄歌は、久し振りに現役学生と一緒の演奏会に参加し、しかも交響曲「新世界より」という大曲に挑戦している自分の気持ちです。今回の演奏会は、お客様から演奏への評判も良く、全自由席なのにほぼ満席と言う集客結果もあり、200回記念に相応しい大成功の“演奏会“だったと思います。

さて私はこの200回記念定期演奏会の「受付プロジェクト」の責任者として「迎客マニュアル」を作成するなど、万全なお客様対応に向けてエネルギーを注ぎました。あえて今までの「受付」を「迎客」という言葉にしたのは、演奏会は演奏ステージだけではなく、お客様が会場に入り帰途につかれるまでの全てのプロセスが“演奏会“であり、ステージ内外で満足してもらえなければ、「ああ、いい演奏会だった。また来よう…」と思っていただけないからです。今まで何度もお座なりの定演受付を見ていて、大変心苦しく思っており、この200回を機に「受付」業務を、お客様の演奏会満足度に影響する大切な役割としての認識を、現役学生の皆さんとともに共有したいと考えていました。

今回の演奏会は、様々な課題がありました。先ずは最近使用していない不慣れな会場(浅草公会堂)、しかも三社祭のまっ最中で天候は雨の予想という外的要因や、記念演奏会として現役学生・OBOG一体となった集客の強化、100周年の時は指定席でしたが今回は全て自由席なので来場客数が読めず、またリハーサル終了後開場開演までのタイトな時間内に全てのお客様に席についてもらえるか、などなど…。
私自身も会場は知らないので、事前に単独で下見に行き事務所の方に質問をするなど、当日のお客様誘導のシミュレーションを手書き図面に落とし込みました。その後、何度も手直しを行い、最後にOBOGと現役学生の役割分担を行い、当日を迎えました。

当日は、大雨にはならず、またOBOGの経験値や担当毎の臨機応変な対応のお蔭で、混乱もなくほぼ満席状態となり5分遅れでしたが無事に開演に至りました。事前に準備した「トランシーバー」「空席うちわ」「客数カウンター」などの備品も大いに役に立ちました。

反省事項はありますが、それを課題として修正して行けば「迎客マニュアル」は更充実したものとして、カタチになるのではと思っています。

200回記念定期演奏が全てにおいて成功した要因は、指揮者・TOPを中心とした演奏面はもちろんですが、運営面においても現役とOBOGが時間をかけて意見交換しながら事を進め、何よりも「200回大成功!」という、大きな目標を共有できたことであると思います。現役の皆さんは、この経験で得られたものを学生時代の成長の証として、自信を持って就活などでアピールして下さい。この場をお借りして皆様のご協力に心より感謝いたします。

筆者近影